日経) 電力の燃料費抑制にあらゆる手を尽くせ

電力の燃料費抑制にあらゆる手を尽くせ

東北と四国電力が政府に値上げを申請した。東京電力が値上げし関西電力九州電力も申請済みだ。

原子力を代替する火力発電用の燃料費が増えているためだ。発電コストで最も大きな割合を占める燃料費の抑制に手を尽くす必要がある。
円安で負担が増している。円が1円安くなれば、燃料費は東電で年330億円、関電で139億円増える。円安が続けば削減努力を帳消しにしかねない。

中長期では調達の見直しが不可欠だ。割安のシェールガスは3割程度安くなる。茂木経産相は値上げの認可は、将来の燃料費低減を前提と考えを示した。
発電の効率を高める取り組みも大切だ。最新型の発電設備では関電姫路第2発電所で10月以降6台の新型設備がLNGの量を3割減らし、
3年間で年平均370億円の燃料費を節約できる。

消費者や企業の連携は、需要抑制を促す料金メニューの拡充を急ぐ必要がある。

10分間、360文字。本当は400文字に近づけないといけないけど、今日はここまで。